月刊「日本料理」6月号の表紙に 宿 中屋の佐藤義昭調理長の創作料理が飾られました。
題して「氷室の節会(ひむろのせつえ)」でございます。
平安時代 氷室に入れた氷を 夏 皇室に献上するという行事がありましたが、庶民にとっては、夏の氷など手に入りませんでしたので、
暑気払いにと、考えられたのが、豆腐を三角に切り出して氷のかけらに見立てたのが、水無月豆腐の始まりだとか。
右の番傘は、海老で、熨斗梅(のしうめ)で、水の輪を表現し 蚕豆(そらまめ)で、蛙を表現し このような涼し気なお料理となりました。
日本料理の奥深さを感じられる一品でございます。
皆様にご覧いただきたく謹んでご報告申し上げます。
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