「感謝の気持ちをピアノに託し・・・」感動の夜でした。

3ある夜のこと、「女将さんいらっしゃいますか」というお電話。若い女性でしたが、「実はお願いがあるのです。中屋さんでは、毎日音楽の夕べを開催していらっしゃいますが、終わったあと15分間、私にピアノを弾かせていただけませんか?」とのことでした。彼のお誕生日にご宿泊なさるとのことで、自分のピアノでお祝いしたいとのこと。もちろん彼には内緒で。もちろんお断りする理由もございませんので、どうぞと申し上げ、その日を迎えました。

あらかじめ本日の演奏者の方には、その旨は伝え、いつものように演奏が終わり、その女性が、「happy birthday」を弾きはじめ・・・・・・。まわりの私たちも、拍手喝采。そしてそのあとの曲は、一青窈さんの「花水木」(君と好きな人が100年続きますように) 最後に「ありがとう」を。 情感込めた演奏でした。男性は涙ぐみながら聴き入り、女性は涙を浮かべながら弾いて・・・。お二人の姿を拝見して、それぞれの思いに対して、こちらまで、胸が熱くなる思いでした。

音楽の素晴らしさを改めて感じ入りました。また、こうして、感動させていただいたお二人にも感謝でございます。お二人のお幸せを心からお祈り申し上げます。

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