「雨が降ります天津の磯に・・・」今日から梅雨入りです。

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昭和5年頃の前身の中屋です。この頃、童謡で有名な野口雨情先生が、ふらっと来館され、1ヶ月ぐらいお泊り下さり、天津町内を隈なく歩き、「天津小唄」を残して下さいました。天津は、昔、漁業の町として栄えていたようで、その様子や、天津の海と山々に囲まれた恵まれた土地、歩きまわって、この唄を書かれたことが、よくわかります。3月18日NHKで放映された「いっと6けん」の町の一押しさんに、この歌を守っていこうとする童謡の会「神人和楽会」の会長さんである天津神明宮の岡野宮司さんが紹介されました。

 雨が降ります 天津の磯に、さうじゃないない歸すが嫌で降るは私のなく涙   アイサヨイサソラトコドンドン                                             

  霧が立ちます清澄山にそうじゃないない日和の知らせ天津大漁で凪続き   アイサヨイサソラトコドンドン

  沖に見えるは航海燈かさうじゃないない天津の沖のあれは夜明けの流れ星 アイサヨイサソラトコドンドン

  波はどんどと二間の浦にさうじゃないない城崎の千鳥波は片波沖で打つ アイサヨイサソラトコドンドン

  天津千軒灯の町さうじゃないない天津の海は沖の出船の灯が続く   アイサヨイサソラトコドンドン         

漁業の町で栄え、華やかだった天津の町、この唄を口ずさむと、なんとも懐かしい思いになります。  そして、その頃から、いや、もっと以前から、旅籠として、旅館として、中屋にたくさんの方がお泊りくださっていたこと、また、こうして 宿 中屋として営ませていただけること 改めて感謝でございます。

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